予防接種
新型コロナワクチン
2024年4月以後、新型コロナワクチンの接種は当院では中断しています。
● 令和6年度秋冬に、自治体による定期接種が始まります。
対象者
- 65歳以上の方
- 60~64歳で対象となる方※
※ 心臓、腎臓または呼吸器の機能に障害があり、身の回りの生活が極度に制限される方、ヒト免疫不全ウイルス(HIV)による免疫の機能に障害があり、日常生活がほとんど不可能な方
費用
原則有料
帯状疱疹ワクチン
帯状疱疹は水ぶくれを伴う赤い発疹が体の左右どちらかに、帯状に出る皮膚の疾患です。強い痛みを伴うことが多く、症状は3週間から4週間ほど続きます。
子どもの頃にかかった水痘(みずぼうそう)ウイルスが体の中で長期間潜伏感染し、免疫が低下した際などに「帯状疱疹」として発症します。周囲の人に帯状疱疹としてうつることはありませんが、これまで水痘にかかったことがない小児等には水痘を発症させる可能性があります。
日本では、80歳までに約3人に1人がかかるといわれています。また、皮膚症状が治った後も、50歳以上の約2割の方に長い間痛みが残る帯状疱疹後神経痛(PHN)になる可能性があります。
接種は2回(筋肉内注射)行います。
2回目接種は、1回目接種の2か月後(2か月後の同日以降)から6か月後の同日の前日までに接種してください。
肺炎球菌ワクチン
● 2024(令和6)年4月以降は以下の方が定期接種の対象です。
対象者
- 65歳の方※
- 60~64歳で、心臓や腎臓、呼吸器の機能に障害があり、身の回りの生活を極度に制限される方
- 60~64歳で、ヒト免疫不全ウイルスによる免疫の機能に障害があり、日常生活がほとんど不可能な方
※ 65歳を超える方を対象とした経過措置は2024(令和6)年3月31日に終了
子宮頸がんワクチン
日本産婦人科学会 子宮頸がんとHPV(ヒトパピローマウイルス)ワクチンの正しい理解のために
子宮頸がんは年間約1万人が罹患し、約2,800人が死亡しており、患者数・死亡者数とも近年漸増傾向にあります。特に、他の年齢層に比較して50歳未満の若い世代での罹患の増加が問題となっています。
子宮頸がんの95%以上は、ヒトパピローマウイルス(HPV)というウイルスの感染が原因です。
子宮頸部に感染するHPVの感染経路は、性的接触と考えられます。HPVはごくありふれたウイルスで、性交渉の経験がある女性のうち50%~80%は、HPVに感染していると推計されています。性交渉を経験する年頃になれば、男女を問わず、多くの人々がHPVに感染します。そして、そのうち一部の女性が将来高度前がん病変や子宮頸がんを発症することになります。
国内で承認されているHPVワクチンには2価、4価、9価の3種類があります。
2価ワクチンは子宮頸がんの主な原因となるHPV16型と18型に対するワクチンです。一方4価ワクチンは16/18型と、良性の尖形コンジローマの原因となる6/11型の4つの型に対するワクチンです。9価HPVワクチンは、さらに5つの型(31/33/45/52/58型)が予防対象になります。
これらワクチンはHPVの感染を予防するもので、すでにHPVに感染している細胞からHPVを排除する効果は認められません。したがって、初めての性交渉を経験する前に接種することが最も効果的です。
当院では4価と9価のワクチンの接種を行っています。
大阪市では「子宮頸がん予防(HPV)ワクチンの接種について」に詳しく記載されています。
当院は委託医療機関であり、定期接種とキャッチアップの対象者は無料です。
定期接種
- 小学6年生から高校1年生相当の女子
- 接種期限:高校1年生相当の3月31日まで
※ 接種時に大阪市に住民登録のある方
HPVワクチンの接種を逃した方へ(キャッチアップ接種)
接種の対象となる方
次の2つを満たす方が、あらためて接種の機会をご提供する対象となります。
- 平成9年度生まれ~平成19年度生まれ(誕生日が1997年4月2日~2008年4月1日)の女性※1
- 過去にHPVワクチンの接種を合計3回受けていない※2
※1 令和6年4月からは、平成19年度生まれ(誕生日が2007年4月2日~2008年4月1日)の方もキャッチアップ接種の対象になります。
※2 過去に接種したワクチンの情報(ワクチンの種類や接種時期)については、母子健康手帳や予防接種済証等でご確認ください。
接種が受けられる時期
接種の対象に該当する方は、令和4(2022)年4月~令和7(2025)年3月の3年間、HPVワクチンを公費で接種できます。
接種するワクチンの種類・スケジュール
公費で接種できるHPVワクチンは3種類(サーバリックス、ガーダシル、シルガード9)あります※。
決められた間隔をあけて、同じワクチンを合計3回接種します。
※ 令和5年4月から、シルガード9も公費で受けられるようになりました。
シルガード9についての詳細は、「9価HPVワクチン(シルガード9)について」をご覧ください。
料金表(※表示価格は全て税込み)
ワクチン
肺炎球菌 | 8,000円 |
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※大阪市民で65歳の方のみ4,300円 | |
風疹ワクチン | 5,000円 |
麻疹・風疹ワクチン | 9,000円 |
帯状疱疹ワクチンシングリックス | 19,000円 |
子宮頸がんワクチンシルガード9 | 27,500円 |
B型肝炎ワクチン | 6,600円 |
インフルエンザ | 3,500円 |
検査
麻疹検査 | 4,000円 |
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風疹検査 | 3,000円 |
前立腺がん検査【PSA】※50,55,60,65,70歳大阪市民対象 | 1,000円 |
診断書
健康診断(採血あり) | 6,000円 |
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健康診断(採血なし) | 3,000円 |
診断書尿検査の有無、使用用途により異なる | 1,000~2,000円 |